大企業・中小企業に関わらず、人手不足に悩んでいる企業が多いです。
特に、建設業界では人手不足が深刻な問題になっており、働き方を考えることが必要となってきています。
作業を効率化させ、「働き方改革」を実現するために今までのやり方にこだわらず、新しいシステムを取り入れる会社が増えてきています。
今回は、建設業界の問題点や、改善に役立つツールについてご紹介いたします。
人手不足は全企業の共通の課題ではありますが、特に以下の3業種が、人手不足が根強い業種であるといわれています。
・建設業
・運送業
・医療・福祉
特に建設業界は、深刻な労働力不足が継続的に続いています。
なぜ建設業界は人手不足が続いているのか原因を考えてみたいと思います。
若者離れ
建設業界は若者が敬遠しがちといわれています。
実際に20年前と比べると若者の建設業界への入職者数が70%以上も減っているのです。
理由のひとつとして挙げられるのが、建設業は「3K」という印象が強いからかもしれません。
「3K」とは「キツイ・汚い・危険」を指します。
最近は、「新3K」という言葉も出てきていて、こちらは「帰れない・厳しい・給料が安い」を指すそうです。
どちらにしてもあまりよい印象ではないですよね。
さらに離職の原因が、建設業界全体の「見て覚える・叱られながら学ぶ」などの古い価値観と若者の価値観が合わなくなっているケースも多くあります。
建設業界において若者離れが止まらない理由は複数考えられますが、 代表的なものとして以下のようなものが挙げられます。
労働条件の厳しさ
建設現場は、 厳しい労働条件が伴うことが多いため、若い世代には魅力的に映らない場合があります。
また、長時間労働や休日出勤が多いため、ワークライフバランスが取りづらいことも、若者が離れる原因となっています。
キャリアアップの機会の少なさ
建設業界は、昔から長年にわたって同じ職種で働くことが一般的で、 キャリアアップの機会が限られていることがあります。
若手社員にとっては、成長の機会が少ないと感じることがあるようです。
技術革新の遅れ
近年のIT技術やロボット技術などの進歩に比べ、 建設業界は技術革新の遅れを感じることがあります。
若い世代にとって、最新技術や最新の設備を使って働くことが魅力的な場合が多く、そのような環境を提供できないと、若者が離れてしまう原因となります。
これらの問題を解決するためには、 建設業界全体の労働環境改善や、キャリアアップの機会の拡充、技術革新への投資などが必要です。 また、 若者にとって働きやすい職場環境や、 キャリアアップのチャンスを提供することで、 建設業界における若者離れを防止することができます。
建設現場での働き方改革において、アプリが果たすことのできる役割は以下のようなものがあります。
1.スケジュール管理:
建設プロジェクトは多数のタスクが同時進行するため、作業員のスケジュール管理が重要です。アプリを使用することで、タスクやプロジェクトのスケジュールを管理し、作業員が何をすべきかを明確にすることができます。
2.業務の透明性:
アプリを使用することで、作業員は自分のタスクと他の作業員の進捗状況を把握することができます。これにより、進捗が遅れている箇所を特定し、すばやく対処することができます。
3.安全管理:
建設現場での作業は危険が伴います。
アプリを使用することで、安全マニュアルの確認や、安全に関する情報の共有ができます。また、事故が発生した場合には、すぐに情報を共有し、対応することができます。
4.コミュニケーション:
アプリを使用することで、作業員同士や管理者とのコミュニケーションが簡単になります。例えば、作業員が何か質問があった場合には、アプリ上で直接問い合わせることができます。
5.労働時間の管理:
アプリを使用することで、作業員の出勤時間や勤務時間を管理することができます。また、休憩時間の取り方や休暇申請もアプリ上で簡単に行うことができます。
これらのような機能を備えたアプリを使用することで、建設現場での働き方改革に役立てることができます。
建設業界においてアプリの導入は、業務の効率化や生産性向上につながることが期待されています。例えば、建設現場で使用するモバイルアプリを導入することで、現場での情報共有や進捗管理がスムーズに行えるようになり、現場監督や作業員がより効率的に作業を進めることができます。
また、建設現場においては、安全管理が非常に重要な課題となっています。アプリを使った安全管理システムを導入することで、事故やトラブルを未然に防ぐことができます。例えば、現場での作業前に安全確認を行うためのアプリや、作業員の安全教育用のアプリなどがあります。
しかし、建設業界は、現場での作業が中心となるため、電波状況が悪い場所や、埃や水の影響を受けやすい環境での利用が難しい場合もあります。また、導入コストやアプリの運用管理についても注意が必要です。
以上のような点に留意しつつ、建設業界におけるアプリの導入は、業務の効率化や生産性向上に貢献することが期待できます。
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