「現場のまとめ役」これがまさに施工管理のお仕事です。

現場の図面作成から工事に必要となる書類の作成、そして予算管理などの事務作業から、お客様との打ち合わせ、また、現場では資材管理から作業を行う職人さんとのやりとり。

このように、非常に多くの業務を担い現場を進めていきます。

現場によって工期も違えば必要資材も異なり、手配する職人さんも変わってきますが、お客様の依頼通りの建物（及び内装など）を造り上げるための仕事という点において、仕事の内容に変わりはありません。

そして建物を造り上げ、そして完成～引き渡しまでの過程において、「現場のまとめ役」としての責任から発生する大変なこともあり、そしてまたやりがいもうまれるものです。

～「施工管理の４大管理」ってなに？～

施工管理の仕事は、大きく次の4つに分けられます。

■工程管理

全体、および各工程のスケジュールを管理し予定された工期内で現場を完成させます

■品質管理

法律や自治体の定めに沿った工事が行われるよう確認・管理します。内容によっては行政への届け出なども行います。

■原価管理

工事の利益を確保しながら予算内で工事が完了するように、工事に可掛かる費用を管理していく業務です。資材、人件費などの原価計算を行い、当初予算と差異が生じないよう進める大事な仕事です。

■安全管理

作業を行う際に、現場で人・物の事故が起こらないように安全への配慮・対策を管理を行います。朝礼などでの声がけをはじめ、安全点検の実施や打合せなどが含まれます。

■職人さんへのスピーディーで正確な指示出しが大変

施工管理の仕事で重要な位置付となるのが、現場で作業にあたる職人さんへの指示出しや諸連絡です。

工程ごとに入れ替わることもある職人さん達に対し、現場の状況と施工内容を的確に伝え、予定された工期内で作業を無事終わらせていただくように管理していくことも施工管理の仕事のひとつ。

ただ実際には、職人さんへ情報を共有し、そして希望通りの工事を行ってもらうことこそがとても大変なんです。

施工管理と言えども、資材や工事の知識がないと職人さんへ指示を出すこともままなりません。

また、施工管理の仕事は多岐にわたるため、常に現場作業を横で見ていられるとは限りません。

そのような時に、職人さんから施工箇所の状態と図面の指示の相違について確認があったりすると、現場の写真を携帯で撮って送ってもらい、その場で確認をすることも。

そのような場合、他の関係者への確認・共有を必要とする内容のものであるケースがあります。

急な変更や対処について、正確な返答ができないと職人さんも困ってしまいますので、スピーディーで正確な指示出しをする対応力が必要とされます。

■関係各社との連携が大変・・・

施工管理を行う場合は、先ほどご紹介した職人さんとも密にコミュニケーションを取りながら、職人さん以外の関係者とも連絡を取り合いながら進めていくことになります。

社内の担当者はもちろん、施主さま、そして資材の発注先、納品業者など、さまざまな人が関わっています。

施工管理の仕事において、連絡もれや確認もれなどが起こらないように注意を払いながら連携をとっていくことは非常に工数が掛かり、大変な業務であるといえるでしょう。

実際にこれらの大変さはありながらも、責任を持ち、それを乗り越えてスムーズに現場が完工した時のやりがいは、施工管理職だからこそ味わえるのではないでしょうか。

施工管理職について、実際にどういた部分が大変か、そしてやりがいについてご紹介しました。

現場のリーダーとしての責任は重く、管理の幅も広い施工管理のお仕事ですが、現場完工の達成感はとても大きいものでしょう。

弊社では、施工管理に当たっているスタッフ自らが開発に加わり、施工管理職のみなさんの現場管理を効率化し、関係者との連携が容易になる施工管理アプリサービスを展開しております。

正確でスピーディーな情報共有は伝達ミスを防ぎ、現場の業務を円滑に進めるために必要不可欠ですので、ぜひアプリの導入をご検討ください。